「カラー(collar)」は、グリーンの周囲を囲むように設けられた、芝を短く刈り揃えた区域のことです。
カラー部分の芝の長さは、グリーンよりは長くフェアウェイ( or ラフ)よりは短く刈られていますが、どちらかとい言えばグリーンの長さに近いです。
カラーの幅はおおよそ30~50センチ程度が一般的ですが、カラーの幅が1mを超えるホールや、カラーが設置されていないコースもあります。
ゴルフ規則では、カラーはジェネラルエリアに含まれます。
ただし、目的外グリーンからの救済を受ける場合に、ローカルルールの定義によってはグリーンと同じ扱いになります。
カラー部分に落下したボールが自分のピッチマークから飛び出してカラー内に止まっているものの、ボールに泥が付いていることがあります。
このような場面では「泥、拭いてくれる」とサラッと依頼される場合が多いのですが、ゴルフ規則としてはそのままプレーする必要があります。
泥が拭けるのは、ローカルルールに「ジェネラルエリア内では6インチプレースが可能でボールを拭ける」と書かれている場合だけです。
しかし、一般的なローカルルールでは「ジェネラルエリア内では6インチプレースが可能」という内容までは記載されていますが、「ボールを拭ける」の部分は書かれていない場合が殆どです。
ボールを拭けるかどうかはゴルフ場によって異なる可能性がありますので、気になったらキャディーマスター室で確認しましょう。