「ワンペナルティー境界」とは、各ゴルフ場によって定義される「 ローカルルール 」の一つです。
「ワンペナルティー境界」は「ワンペ」、「ワンペナ」、「ワンペナ境界」とも呼ばれるため、呼び方としてはゴルフ規則の「ペナルティーエリア」に似ているようにも感じますが、その内容を比較すると「似て非なる内容」だという事が分かります。
ワンペナルティー境界は、「黄と黒の縞杭」で示される場合が多いと思いますが、「線」によって示される場合は経験的には見たことがありません。
ボールがワンペナエリア側に入っているか否かを判断する基準は、ワンペナエリアを設ける目的がOBを設ける目的に近い場合が多いと思われるので、OBに入っているか否かを判断する基準と同様に、「ボールの全体がワンペナエリア側に入っていればワンペナエリア内にある」と判断して良いと思います。勿論、コースによっては判断基準が異なる場合もあると思います。
また、次に示す処置に関しては、「ワンペナエリア」と「ペナルティーエリア」を比較すると異なります。
・ペナルティーエリア内にあるボールは罰ありの救済を受けるか否かは選択できます が、
ワンペナエリア内にあるボールは罰ありの救済(1罰打)しか選択できない場合が殆どです。
・ペナルティーエリア内での救済パターンはゴルフ規則に定義されています が、
ワンペナエリア内での救済パターンはゴルフ場のローカルルールの定義によって異なります。
ローカルルールの該当部分を赤枠で囲んでおいたので、確認してみてください。
・ワンペナルティー境界に関するローカルルールは、公式競技ではほぼ使用されません。
アコーディア・ゴルフのゴルフ場では「黄と黒の縞杭」に加えて「白と緑の縞杭」が存在するようです。
この「白と緑の縞杭」は、自分が打てると判断した場合はそのまま無罰で打つことができ、無理だと判断した場合は1罰打での救済を受けるという、選択制のワンペナエリアだという事です。