ボールを1打目のストロークからカップに入れるまでには、様々な距離の情報が必要となります。
例えば、・・・。
・ティーイングエリアからグリーンまでの距離。
・ティーイングエリアからフェアウェイバンカーまでの距離。
・フェアウェイにあるボールからカップまでの距離。
・グリーン上にあるボールからカップまでの距離。 などなど。
距離の情報は、ボールのある位置から目的とする位置までの水平距離と高低差を考慮した内容になります。
更に、風の向きや強さ、天候(気温や湿度など)、ゴルフ場自体の標高なども距離の情報に影響を与えます。
ゴルフに関連する距離の単位としては、メートル、センチメートル、ヤード、インチがあります。
コース全体の距離情報として、英国・米国・日本ではヤード単位(1ヤードは0.9144メートル)が使われますが、それ以外の国ではメートル単位が使われています。
例えば、「このコースの全長は6,000ヤード以上です」や「このホールは350ヤードです」などと使われます。
グリーン上ではメートル単位とセンチメートル単位が使われたり、ヤード単位が使われたりします。
ゴルフ番組の放送では「カップまで5メートルです」や「カップまで20センチメートルです」などと使われます。
ゴルフコースの情報を整理した冊子(ヤーデージブック)では「5ヤードピッチでのグリーン傾斜情報」などが記載されています。
「6インチプレース(約15.24センチメートル)」という救済ではインチ単位(1インチは2.54センチメートル)が使われています。
また、距離を測る手段として次のような方法もあります。
・救済を受けるために、1クラブレングス以内にドロップする。
・カップから1グリップ以内にボールがある場合は、次のストロークで入ったことにする。
・ボールからカップまでは10歩ある。
最近では距離を測るための様々な機器が利用できますが、ゴルフの歴史では長い間「歩測」が必須でした。
歩測の場合、1歩を1メートルで歩くのはかなり辛いですが、1歩を1ヤード(0.9144メートル)で歩くのはそれ程無理はないです。
勿論、距離測定機器を使った方が早くて正確です。