「ドッグレッグ(Dog leg)」とは、該当するホール自体の形状やフェアウェイの形状が左右どちらかに曲がっていることを言います。
右に曲がったホールであれば「右ドッグ(レッグ)」、左に曲がったホールであれば「左ドッグ(レッグ)」のように表現します。
Dog legを直訳すると「犬の足」ですが、「くの字」に曲がっている犬のうしろ足に例えてこのように呼ぶようになったという説があるようです。
犬に限らず、猫でもウサギでも、うしろ足は「くの字」に曲がっていますが、当時のプレーヤーが連れていた犬に例えたと言われているようです。
2つのドッグレッグが続いているホールもあり、これは「ダブルドッグレッグ」や「S字」などとも呼ばれ、難しいホールと言えます。
ドッグレッグしたホールの場合、プレー線上には障害となる林や池が必ずあります。
この障害となる林や池を越えてショートカットするという選択肢がありますが、これは天国と地獄の分かれ道とも言えます。
ショートカットする場合、ボールが上がらなかったり飛距離が足らないと障害の中に入ってしまったり、ボールの方向が違うと飛び過ぎて隣のホールへ行ってしまうなどのトラブルになります。
それでも、ショートカットにチャレンジするプレーヤーが多いのは、その先にあるパー5での2オンや、ウェッジでのセカンドショットが待っているからでしょうね。
ボールの行方はしっかりと確認しますので、顔を上げずに、ショットに集中してください。