「ゴルフのマナーで一番気をつけることは?」と聞かれたら、
「とにかくスロープレーにならないこと!」と私なら答えます。
前回「スロープレー対策 前編」を掲載しました。
今回はその後編、「2 プレー中の行動」⑥からとなります。
【スロープレー対策 後編】
Agenda
1 プレー前の事前準備
①予備のボールは持ちましたか?
②グローブはありますか?
③ティーは、ロングティーとショートティーの両方がありますか?
④マーカーは、埋め込みのものも持っていますか?
⑤グリーンフォークは持っていますか?
⑥スコアカードはセットしましたか?ペグシルはついてますか?
⑦飲み物は用意しましたか?
2 プレー中の行動
①ティーをいつまでも探さない
②いつまでもボールを探さない
③打てる準備ができた人から打つ
④素振りは1回まで
⑤クラブは数本持つ
⑥グリーン周りはパターも持っていく
⑦パッティングラインはグリーンに向かう途中から
⑧パター以外のクラブは、カートとカップの間
⑨いちいちカートに戻らない
⑩カートの座席を譲る
3 ホールアウト後の移動
グリーン近くになったら、特に数本持っていくことをおすすめします。
例えばバンカーに入ってしまうことも考えてサンドウェッジを用意するなどして、アプローチウェッジ、サンドウェッジ、パターを持っていきましょう。
カートにパターを取りに戻るよりも、直接グリーンに向かった方が近いこともあります。
またキャディが付いている場合で、グリーン周りで使うゴルフクラブが決まっている方は、「グリーン周りはこの2本で。」と事前にキャディに伝えておくと、ゴルフクラブの受け渡しがスムーズになります。
自分の順番が回ってきてからラインを読み、素振りをし、パッティングを行うようではスロープレーの原因となってしまいます。
そのため、パッティングラインは自分の順番が回ってくる前に行うのがベスト。
さらに、ボールをマークしに向かう時にも傾斜など意識してみると効率がいいと思います。
ボールをマークして余裕があれば、使わないクラブは、カートとカップを結ぶ線のグリーン外に置くのがベストです。
なぜなら、カップインした後、カートに移動するまでの動線に置いてあれば、クラブのピックアップがスムーズだからです。
カップインした後に、カートと真逆の方向にクラブを取りに戻っていては、時間のロスになってしまいます。
カートに乗らないと移動できないわけではないので、すぐにカートに乗ろうとせずに、一番早く打てる方法を考えましょう。
例えば、ミスショットをして、打った場所からあまり遠くない場合は、次に打つクラブを持ってカートには乗らずに急いで向かうことも大切です。
ただ、急いで走って行って、息を整えずに打ってしまうと、またミスショットに繫がることも。
あくまで同伴競技者が不快になるような、無駄な動きをしないように心がけましょう。
カートに乗り込むとき、例えばカートの左側から向かっていくとします。
カートの後部座席の左側が空いているとスムーズに乗り込めますよね。
同伴プレーヤーがカートに乗りやすいように座席を譲り合うことも意識してみてください。
そして、もう1つ上級編!
運転席に1人、自分が後部座席に座っています。
カートの左側から2人が来た場合、あなたはどこに移動するのが良いでしょうか?
答えは、後部座席から前の助手席に移動する、です。
2人はカートを回り込むことなく、スムーズに乗り込めますね。
コースレイアウトや状況によっても異なりますが、ちょっとした心遣いは嬉しいものです。
また、運転席の人が、その隣に動けばいいのでは?と思う方もいるかもしれません。
ただ、後から乗ってくるふたりは、クラブを持っていますよね。
クラブを持ったまま運転するのは危険なので、避けましょう!
ナイスイン!のパットも、カップに蹴られた惜しいパットも、スコアはすぐにつけたいもの。
ただ、グリーン上や歩きながら書くのはスロープレーに繋がります。
後続の組は、ホールアウトしてカートが動いてから打ちますので、できるだけ早くカートに移動して、次のホールに進みましょう。
また、ここで問題!
①ゴルフクラブをしまってから乗る
②ゴルフクラブを持ったまま乗る
私は、②をおすすめします。
このちょっとした時間短縮もプレーファストに繋がります。
ただ、ゴルフクラブを持つ際はカートからはみ出ないように気をつけましょう。
スロープレーについては、同伴競技者もなかなか注意をしにくいものです。
でも実際に、
「あの人はプレーが遅いから一緒に回りたくない」
「スロープレーだからあの人と同組だとリズムが崩れる」
など聞いたことがありますよね。
プレー終了後、「また一緒にゴルフをしましょう!」と、気持ちよく言ってもらえる、マナーの良いゴルファーを目指したいですね。
株式会社ゴルカノ
代表 宮原真里
~~~ゴルカノキャディのお仕事~~~
家事、育児、仕事を効率良くこなしています!
現役ママキャディ3人が、キャディの仕事(神奈川県 厚木、相模原、箱根地域)について語っています。
OLとキャディの1日を比較!
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ティーチングプロを目指すゴルカノキャディスタッフが現場の声をコメントしています。