ゴルフ未経験者の「ゴルフのイメージ」のひとつに、「マナーにうるさい」という点が挙げられると思います。
マナーに厳しいのは確かに事実です。ただ、それには、全て理由があります。
今回は、「時間」のマナーについてです。それぞれの集合時間について触れていきます。
1 ゴルフ場の到着時間
2 ティーイングエリアの到着時間
3 ハーフラウンド時間
みなさんがゴルフ場に到着するのは、スタート時間の何分前でしょうか?
キャディがオススメする到着時間は、
「スタート時間の60分前」です。
到着後は、チェックインをして、ロッカーでゴルフウェアに着替え、ゴルフシューズに履き替えます。
その後、朝食を取る方、練習場に行かれる方と人それぞれですが、意外と1時間はあっという間です。
以下のような練習場が充実しているコースであれば、2時間前に行っても時間が足りないくらいかもしれません。
また、万が一、渋滞に巻き込まれてしまったとしても、1時間前の到着予定で行動していれば、間に合うことが多いかと思います。
突然ですが、キャディの仕事をしていて困ったこと!
第1位は、
『スタート時間になってもお客様が来ないこと』です。
チェックインはしているけれど、スタート時間になってもお客様がいらっしゃらないことがあります。
ゴルフ場は、その日の組数が決まっており、マスター室にて、その日の組数に合わせて調整し、スタート時間や昼食の時間等を決めているのです。
そのため、決められたスタート時間に来て頂けないと、すべての組が遅れてスタートすることになり、迷惑となります。
これは、前半ラウンドのスタート時だけでなく、お昼休憩後の後半ラウンドのスタート時も同じです。
レストランで会話がはずみ、楽しくお食事、お酒を嗜む方、そしてつい練習に熱中してしまう方の気持ちもわかりますが、
スタート時間の10分前には、
ティーイングエリアまたはカートに到着するように余裕を持って行動しましょう。
セルフプレー、キャディ付プレーのどちらにも共通した時間目安となります。
ハーフ(9ホール)のプレー目安時間はどのくらいでしょうか?
約2時間~2時間15分が目安です。
ツーバック、フォーバックではプレー時間が変わるので、だいたい2時間前後を目安にプレーしましょう。
また競技では、前の組から1ホール以上遅れた場合にはペナルティが課されることがあります。
次のホールのティーイングエリアに到着して、前の組がホールアウトしていたら1組空いている状態です。
ただ、焦ってしまうとミスショットにつながるので、急いで打つのではなく、無駄な行動を一つ一つ少なくすることでかなり時間短縮ができます。
プレー中の無駄な行動など、スロープレー対策については、以下を参照してくださいね。
お客様を焦らせないよう、キャディは決して「急ぎましょう」とは言わないようにしていますが、常に前後の組との距離を保ちつつ、前の組みとは離れないように、そして後ろの組を待たせないように心がけています。
冒頭に、ゴルフがマナーに厳しいのには理由がある、と書きましたが、時間に厳しい理由は、全て『スロープレー』に繋がるからです。
1組でも遅い組がいると、遅れがどんどん波及していき、場合によっては日没により、最終組がプレーを中断せざるを得ない事態にもなりかねません。
これを電車にたとえるとイメージしやすいでしょうか。
朝の満員電車1本が遅延すると、ダイヤが乱れ、遅れた線以外の線にも影響が出て、JR・地下鉄など公共交通機関全体に遅れが生じます。
ゴルフも同じで、1組の遅れが原因でOUT/INの両方に影響が出て、お昼休憩の時間もこれにより左右されてしまいます。たった5分の遅れが、最終組は30分以上の遅れに繋がることもあります。
そのため、以下の時間感覚を持ってプレーファストを意識しましょう。
一人一人の意識で、同組のゴルファー、コース、キャディみんなが気持ち良く1日過ごせるようになります。
キャディ 中村
~~~ゴルカノキャディのお仕事~~~
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現役ママキャディ3人が、キャディの仕事(神奈川県 厚木、相模原、箱根地域)について語っています。
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