JLPGA プロテスト第2次予選<B地区>は、2024年9月3日から4日間に渡り、花の木ゴルフクラブ(岐阜)にて開催されました。
そのプロテストのキャディとして、弊社から私含め3名で入らせて頂きました。
人生を賭けた彼女達の大切な日。
私たちができることは、とにかく選手のペースを乱さないこと。
そして、その上で選手一人一人が何を求めているのかを感じ取ること。
まず私は、選手たちに迷いを与えないように、基本的にはコース説明もラインも聞かれなければしないようにしました。
スタート前にそれを説明し、だからこそ聞きたいことや、して欲しいこと、逆にして欲しくないことがあれば遠慮なく言って欲しいと伝えました。
会話は迷いましたが、スタート前とホールアウト後だけにしようと自分の中で決めて本当に必要最低限に留めました。
普段はお客様と会話することが何より楽しい私にとっては一番辛かったかも。
さらに今回は酷暑のため、コース内での選手のカートの乗車が許されたので、選手は体力温存のためカートに乗車することが多くありましたが、私はあえてカートには乗らないようにしました。
理由は、カート内の重い空気に耐えられずに、私から選手達に話をしてしまいそうだったから。。
たとえ、場を和ませる言葉だとしても、それを必要としている人もいれば、いない人もいるでしょう。
完全なる黒子として「選手達が求めることだけをする」を何度も何度も自分に言い聞かせました。
良かれと思ってしたことが裏目に出るような空回りだけはしたくない。
何より一番気を遣ったのは、グリーン。
ボールとウェッジをもらってパターを渡す。
それはいつも通りですが、よりスムーズなテンポが求められると思いましたし、ピンを抜く人・抜かない人がいて、それをスムーズにできるかは重要なポイント。
プロテストのキャディをさせてもらって思ったことは、キャディという仕事は、いかにお客様のニーズを察知してそれに応えられるか、なのだろうなということ。
広い視野を持って真っ先に気が付く「目配り」
相手の次の行動を読み取って動く「気配り」
相手の立場になって考え行動する「心配り」
この3つが揃うと心地よいキャディに近づけるのかもしれません。
例えば、一般のゴルファーの中でも、
必ずしも全員がピンまでの距離やグリーンのラインを読んでほしい人ばかりではない。
自分でラインを読むのが楽しい。
自分でコースをマネジメントをして攻略するのがゴルフの醍醐味、という方もいらっしゃいます。
中には、一切自分のクラブは触らなくていい、という方も。
何でもかんでも過剰にしてあげることが良いわけではなく、その人が望んでいることは何か、ニーズを察知するための目配り・気配り・心配り、さらにそのニーズを引き出すためのコミュニケーション力が重要。
学ぶことは山ほどあって日々成長できる『キャディ』という仕事を誇りに思います。
キャディ研修日、指定練習日、プロテスト2次予選と、この一週間ものすごく良い経験をさせて頂き、「キャディ」の仕事について深く考えるきっかけになりました。
このきっかけをくださいました、
●ゴルフ産業白書を執筆されている株式会社矢野経済研究所の三石 茂樹様、
●尾崎直道プロの元キャディで現在はプロゴルファーのマネジメント等をされているMission Management Office 代表 足立 美都樹様、
●JLPGAプロテスト2次予選(花の木ゴルフクラブ) 担当 パシフィックゴルフマネージメント株式会社 石井 魁斗様
本当に感謝しております。ありがとうございました!
株式会社GOLKANO.
代表取締役 宮原真里
~~~ゴルカノキャディのお仕事~~~
家事、育児、仕事を効率良くこなしています!
現役ママキャディ3人が、キャディの仕事(神奈川県 厚木、相模原、箱根地域)について語っています。
OLとキャディの1日を比較!
フリーランス、ダブルワーク/パラレルワークには最適!
ティーチングプロを目指すゴルカノキャディスタッフが現場の声をコメントしています。