プレーヤーがショットした際に、球が隣のホールへ飛んで行ってしまった場合、迷わず大きな声で「ファー」や「フォアー」と叫ぶ必要があります。
特に、球が飛んで行った方向や落下すると予想される地点に、人が居る場合や人が居ると思われる場合、「ファー」や「フォアー」を連呼します。
意味的には「そっちへ球が行きましたよ!」ということですね。
これは、球が人に当たって怪我をさせてしまう事が無いように、注意を喚起して安全を確保するためです。
ラウンドしているコースに慣れているキャディーやプレーヤーは「xx番フォアー」などと、球が飛んで行った方向のホール番号を付けて叫びます。
こうすれば、そのホールに居るキャデイーやプレーヤーは、自分達が危険かどうかを判断し易くなります。
自分のミスショットが原因なので叫ぶ気力が湧かないかもしれませんが、もしも、叫ばなかったために相手が気付かずに球が当たってしまったら、全速力で走って行ってひたすら謝るだけでなく、損害賠償の調整なども必要になります。
そうなると、プレーどころではありません。
迷わずに、大きな声で「ファー」や「フォアー」と叫びましょう。
キャディーとして初めて付くお客様のスタートホールは緊張します。
どのような持ち球のお客様なのか分かりませんので、結果的には必要無かったフォアーを叫んでしまう事があります。
特に、強いスライス系の弾道や、強いフック系の弾道のお客様の場合、フォアーと叫んだ後でホール内に球が戻ってくることがあるからです。
ショット後にお客様と目が合うと気まずいですが、安全確保のためですのでご容赦願います。