ティーペグ(Tee peg)とは、 ボールをティーアップする道具です。
ティーペグは原材料や構造の違いによって、様々な種類があります。
■原材料
原材料としては木製やプラスチック製が主流と言えますが、昨今ではトウモロコシ澱粉などを原材料としたティーペグもあります。
ティーペグは折れたり紛失したりするするので、回収できなくても自然に還る原材料のティーペグを使用することが望まれます。
■構造
ティーペグの構造は、用具の規則として許される範囲で、いかにしてボールを安定して遠くへ飛ばせる構造とするかにこだわりがあるようです。
そのためには、ボールとティーペグの摩擦をいかに少なくするか、クラブに対するティーペグの抵抗をいかに少なくするかなどが工夫されているようです。
また、使用するクラブの違いによってティーアップするボールの高さを選べるように、その長さも様々です。
ただし、長さには4インチ(101.6ミリメートル)以下という制限があります。
更には、地面に刺さないで「置くだけ」の構造になっているティーペグもあります。
用具規則(※)にティーについて次の規定があります。
※:用具規則 The R&A / USGA編集 2020年1月1日発効 初版(version 1.1) 日本語版 version 2.1
パート6-機器と他の用具
■ゴルフ用語には「ティー」から始まる用語がいくつかあります。
例えば、
・ティーマーカー (Tee marker、ティーイングエリアの領域を示す物)
・ティーイングエリア (teeing area、ティーマーカーで示されたティーショットする領域)
・ティーペグ (Tee peg、ボールをティーアップする道具)
・ティーアップ (Tee up、ティーペグを地面に刺してボール上に載せること)
・ティーショット (Tee shot、ティーイングエリア内からボールを打つこと)
などです。
単独で「ティー」という用語が使われる場合は「ティーペグ」を表わしていると考えて良いと思いますが、他の用語が略されて使用される場合もあります。
例えば、使用するティーイングエリアを略して呼ぶ場合は、「どのティーからプレーするの?」などと聞いたりします。
これに答えて「黒ティー、青ティー、白ティー、赤ティー を使う」や、「Champion ティー、Backティー、Regularティー、Ladiesティー を使う」などと言います。
■ペグ(peg)とは、テントなどを張るロープを地面に固定するための釘や杭の呼称です。