ゴルフ規則では「紛失球」という用語が定義されていますが、普段は同じ意味の「ロストボール」という呼び方が馴染み深いかと思います。
インプレーになってからホールアウトするまでの間に、次のようなことになってしまった場合は「紛失球」となります。
・ボールがOB方向の藪の中に入ってしまったが、探し始めて3分経過したが見つからない。
・OBの手前でボールは見つけられたが、近くにメーカーもモデルも番号も同じボールがあって、どちらが自分のボールか判断できない。
この場合の処置は、紛失球となってしまったショットを行った場所から「打ち直す」のがゴルフ規則としては正しいです。
紛失球の場合の打数の数え方ですが、紛失球の「罰打」は「1罰打」なので、紛失球となってしまったショットが「1打目」、紛失球となってしまったために元の場所から打ち直すために「1罰打」を加えて、打ち直しが「3打目」となります。
自分のだと思えるボールが見つかったのに、泣く泣く紛失球扱いになるのは残念ですよね。
そういう時のために、自分のボールだと識別できるマークをボールに記入するようにしましょう。
用具の規則には「自分のボールだと識別できるマーク」の記入に関して記載されています。
■用具規則(※)
※:用具規則 The R&A/USGA編集 2020年1月1日発効 初版(version 1.1) 日本語版 version 2.1
・パート3-球のプレーの規則
規則4.2 球
・ラウンドのプレーに認められる球
マジック・ペンなどで書き入れたマーキングは規則4.2a(2)の違反とはなりません。
元のマーキングが識別できることを条件に、プレーヤーが球に書き入れる記載内容や数を制限する規定はありません。