「8割」という言葉には色々な意味があると思います。
「腹八分目」とも言われるように「8割」には「程々の」や「丁度良い」という意味合いがあると思います。
ゴルフの場合は何に対して「程々の」や「丁度良い」なのかと言えば、「ショットを成功させる」という目的に対してだと思います。
それでは具体的に「8割でショットする」とはどういうことなのでしょうか。
体の回転やトップオブスイングの高さを8割に留める打ち方も「8割」かもしれません。
ショット時の体の回転戻し速度を8割に抑える打ち方も「8割」かもしれません。
トップオブスイングからの振り下ろしをゆっくりにして、ゴルフビジネスゾーンからのスイングに集中し、ミート率の向上を目指す打ち方も「8割」かもしれません。
色々な考え方があると思いますし、プレーヤー自身の色々な特性もあるので、「8割」に「これが正解だ」という回答は無いと思います。
「8割」は、我武者羅に振るのではなく、また何となく振るのでもなく、ショットに於いて「振る」という事を考えさせる名用語です。
また、目一杯のショットと8割のショットを比較すると次のようになります。
・最大飛距離は目一杯のショットが勝る場合がありますが、8割を意識したショットでも成功した目一杯のショットの9割前後の飛距離が出ます。
・ミスショット率は8割を意識したショットの方が低くなります。
・上記の内容から平均飛距離は8割を意識したショットの方が、アマチュアゴルファーの場合は断然有利になります。