


月刊ゴルフマネジメント2025年11月号
以下、記事文面
GM11月号インタビュー
株式会社GOLKANO.(ゴルカノ)
代表取締役 宮原 真里氏
株式会社GOLKANO.(ゴルカノ)は2016年8月に設立。「ゴルフで可能性を広げる」という企業理念を掲げ、キャディの育成手配、ゴルフイベントの企画運営、プロゴルファーの育成サポートという3事業を軸に、ゴルフを通じて人々の人生やビジネスの可能性を広げる機会を提供している。今年で会社設立10年目を迎え、今後はさらに新たな取り組みに注力していくという。
主な事業内容や今後注力していく取り組みなどについて同社の宮原真里代表取締役からお話をいただいた。
――貴社の会社設立のきっかけや会社名の由来について教えてください。
宮原 元々、30歳を節目に起業したいという思いがありました。当時「好きなことで起業する」という流れもあり、私自身が熱中していたゴルフで事業を立ち上げ、まずはゴルフイベント事業からスタートしました。
社名『GOLKANO.』(ゴルカノ)は、企業理念「ゴルフで可能性を広げる」から取っています。ゴルフの「ゴル」と可能性の「カノ」を合わせた造語です。理念は3つのコンセプトで構成され、①ビジョン【ゴルフで可能性を広げるための機会を提供する】、②ミッション【ゴルフの魅力をあらゆる視点から追求し発信する】、③バリュー【笑顔・謙虚・品格】を掲げています。
私たちが大切にしているのは「ゴルフの可能性」ではなく「ゴルフで可能性を広げる」という考え方です。ゴルフはあくまでツール。関わる人の人生やビジネスが広がるきっかけをつくりたい。
その象徴が毎年開催している貸切コンペ「GOLKANO.OPEN」です。参加者同士で新しいビジネスが生まれたり、共通の趣味をきっかけに交流が広がったりする話を聞くたび、主催者として大きな喜びを感じます。
――主にどのような事業を行っていますか?
宮原 事業の柱は3つあります。 まずキャディ事業です。現在、神奈川県を中心に13コースと契約し、20~60代までの男女25名が在籍しています。異業種出身者も多く、それぞれの経験を活かした接客力と会話力で「技術+おもてなし」を備えたキャディサービスを提供しています。弊社では質に徹底的にこだわり、スキル研修とコース習得研修を経て、50項目に及ぶ見極め試験に合格した者だけが“GOLKANO.キャディ”としてデビューします。プレーヤーの潜在的なニーズを感じ取り、的確に応える力を磨くことを重視しています。
デビュー後の学びの場づくりにも踏み出しました。現場力を高める取り組みとして、まずはキャディ同士の「意見交換会」を先日初めて実施。日々のサービスでの工夫やお客様への配慮を具体例で共有し、互いの気づきが一気に広がりました。ホスピタリティ研修は現在、外部講師と毎月MTGを重ねて準備中。実施に向けて中身を磨き込んでいます。小さな学びの積み重ねで、笑顔・謙虚・品格をチーム文化として育てていきます。
次にイベント事業です。太平洋クラブ御殿場コースや大箱根カントリークラブなど名門コースを貸し切り、毎年約180名規模の『GOLKANO.OPEN』を開催しています。完全紹介制で、参加者の約7割は企業経営者を中心としたゴルフ好きの富裕層です。次回は2026年5月に太平洋クラブ御殿場コースで開催予定です。紹介制とするのは、参加者同士が安心して交流できる環境を守るためであり、マナーと進行を重んじる方々に集っていただくことで、イベント全体の質を維持しています。加えて、プロトーナメントのプロアマや企業コンペの運営にも携わっています。
最後にプロゴルファー育成サポートです。ツアープロを目指す若手選手を対象に、年1回以上キャディ業務に協力してもらう代わりに、宣材写真撮影、ブランディング構築、SNS研修、スポンサー紹介、ラウンドレッスンの仕事斡旋などを提供しています。女子プロテストは毎年700人が受験しても合格は20人前後、合格率3%以下という厳しい現実です。私たちは昨年のプロテスト2次予選において、私を含むGOLKANO.のキャディ3名で4日間、帯同キャディとして現場に関わりました。まさに最前線で選手の緊張感と負担を体感し、競技に集中できる環境を整える重要性を強く実感しました。そこで、キャディ業務は“不足時に無理のない範囲で年に数回協力”という現実的な関わり方とし、その代わりに育成・ブランディング等の支援は無償で提供する——という相互扶助型の仕組みを運用しています。選手一人ひとりの歩幅に合わせ、長期で伴走する姿勢を何より大切にしています。
――今年で設立10年目を迎えますが、これから注力していきたい取り組みはありますか?
宮原 現在、3つの新しい取り組みに注力しています。
1つ目は、男性専門キャディ養成講座「Caddy Homme」です。定年前後の50~60代ゴルファーを対象とした完全オンライン講座で、修了後は提携コースでキャディとして就業支援を行います。今年10月に定員12名で開講予定です。
2つ目は、外国人留学生キャディの育成です。インドネシアやベトナムなどからの留学生を対象に、日本語学校と連携して研修を行い、オールキャディ付きゴルフ場を中心に就業できる仕組みを準備中です。受け入れに必要な宿泊施設を備えるコースとの提携も進めています。
3つ目は、一人乗りEVカート「G-CART」の営業代理です。世界初のサブスク型で、初期費用ゼロ、月額2万5000円(税抜)で導入可能です。来場者からカートフィーを2000円いただけば、約12・5日でコスト回収が見込め、それ以降は利益となります。
1ラウンド3時間以内を実現する効率性も強みで、すでに複数コースで導入が始まっています。正規代理店として、導入提案と運用面の伴走支援を行っていきます。
――今後の取り組みや意気込みについて聞かせてください。
宮原 キャディ不足は全国的に深刻です。私たちは「プレーヤーに喜ばれることを起点に、結果としてゴルフ場の価値向上に貢献する」キャディ像を追求します“ゴルフを通じて人生やビジネスの可能性が広がる”その理念を実装し続け、現場に根ざした解決策を提供していきます。
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