ゴルフ産業を社会に広めるネットワーク・マガジンGEW
月間ゴルフ・エコノミック・ワールド9月号
令和3年9月1日発売 vol.523
以下、記事文面
東京五輪のゴルフ競技で稲見萌寧が銀メダルを獲得。ゴルフをしない9割以上の国民にも、いくらかは注目されたかもしれない。 同時に選手を支えるキャディの姿も中継されたが、炎天下で重いバッグを担ぎ、クラブを出し入れ、バンカーを均す。その横を悠々と歩く選手との対比は、他の競技が過酷なだけに、奇異に映ったかもしれない。
「今はキャディのなり手が少ないんです。召し使いのようなイメージがあるのでしょうか」
そう語るのは、ゴルカノの宮原真里社長。同社はトーナメントの運営補助、ゴルフ関連の催事企画やグローブなどの販売も手掛けるが、主業務はキャディの育成と派遣。宮原社長はインターネット回線事業者で法務部勤務の経歴を持つ。振り込め詐欺やネットでの殺人予告など、凶悪事件が起きたときに法律に則り警察に協力する部署だった。
「高圧的な刑事との丁々発止で度胸がつきました(笑)。法律の仕事はマイナスをプラスにするものですが、 私はプラスの人をもっとプラスにする仕事がしたかった。そんな時にゴルフコンペに参加して、メンバーからとても喜んでもらえ『これだ!』と思ったのです」
そんな経緯で2016年、ゴルフ女子の派遣業であるゴルカノを起業。
社名には「ゴルフの彼女」 の意味を込め、顧客に喜んでほしいと願ったものの、やはり、次第に「彼女」のワードが揶揄の対象になったという。
「転機は知人からキャディを派遣できないかと相談されたことです」
それで昨年4月からキャディの募集と教育を本格化。 今年8月に社名を「ゴルフの可能性」を広げる意味でGOLKANO. と変更した。 登録キャディは12名、太平洋クラブ相模など7コースと契約する。
「キャディは召し使いなどではなく、個性を活かし、人を喜ばせられる仕事です。短時間で収入も高く、子育て中や副業としても最適です。 質の高いキャディを育成し、キャディの価値向上とブランディングが当社の使命です」
夢は冠トーナメントを開催することだとか。その前に、まずは年商1億円の達成を目指す。
(大矢)
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現役ママキャディ3人が、キャディの仕事(神奈川県 厚木、相模原、箱根地域)について語っています。
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